2006年08月19日

外交無策のツケ

16日早朝、 携帯に通信社からの速報メールが届いた。例のカニ漁船の拿捕事件である。
その後ちょくちょく「漁船 拿捕」でブログ検索をかけエントリに目を通しているのだが大方はこんなのばっかだった。

これは決して偶発的な事件ではなく、 わが国のこれまでの宥和(ゆうわ)的な対外政策のもたらした結果であるといえる。プーチン大統領からすると、 漁民を少々痛めつけても、日本政府はむろん、国民の反発もそうはないと思っているのであろう。その半面、 日本漁民の漁業制限によって魚介類の対日輸出が増大するという期待感もあろう。
日本政府は、これまでの宥和的な姿勢を改め、強い姿勢でこの「異常事態」に対処してほしい!!! もっと強い姿勢で外交してくれ!!! 日本よ!!ロシアになめられているぞ!

ちなみにこの記事では冒頭で「 わが国の固有の領土である北海道の歯舞諸島に属し、根室半島の納沙布岬から三・七キロしか離れていない貝殻島周辺で??」と触れている。 北方領土問題に対してこの程度の理解がほとんどなのだろうか。 テレビなどの報道は全くフォローしていないがメディアもこういう事件が起きたからこそ56年宣言以降の歴史の流れや、 鈴木宗男失脚後の外交的空白などについて取り上げるべきと思う。

むろん冷静かつ読み応えのある意見も多く見られた。「S
ophisticated AA Life」氏は「日本と日本人主張の正当性」と題されたエントリで今回の事件について冷静に分析した後、こう続ける。

日本では、どんな背景があろうと 「殺した人間は常に悪く、殺された人間は常に被害者」という考え方があるのかもしれません。これは神道、仏教などの思想である 「死んだら平等」みたいな考え方に基づいているのでしょう。そういった発想は、僕も割と好きですが、外交の場合は、 もっとシステマティックに考えて、実行していかないといけないと思っています。
日本の世論は、常に感情的であり、北朝鮮問題なども含め、あまり良くないと常に感じています。

むろん本来はこうあるべきでしょう。 でも政治家が先頭切っちゃってんだもんなあ…。北朝鮮ミサイル発射実験に対する、 安保理への制裁決議案提出→米国に梯子外されてあれ????の顛末を見ても思うのだけれど、 何か日本ではパブリックディプロマシーという言葉だけが独り歩きしてる気がする。後先考えずとりあえずキレてみて人気取りって、 余りにアホ過ぎやしないだろうか。小泉の5年間でどれだけ外交リソースを失ったのか想像もつかない。 カードを自ら捨てまくってどうやってゲームをするというのだろう。

ジョージィのおとなりさんたち」 氏は今回の政府の対応について「子どもの使い」と手厳しく批判した上でこう述べる。

それにしても、 無くなって始めて実感した事だが、地元出身議員が武部幹事長に代る前の鈴木宗男氏の功績(対ロシア関係) は確かに有ったと多くの道民は感じていることだろう。武部氏はそれを継承せず、失わせた結果となっている。
それでも北方四島(ロシア)と北海道の関係は決して悪くは無い。
政府のウソ(愚民政策)に惑わされず、しっかりした事実関係が報告されるのを待ちたい。

前述の「Sophisticated~」 氏も書いておられるが、今だからこそ鈴木宗男とか佐藤優の話を聞きたい。どこかのメディアには出ているのかも。 少し調べてみようと思う。

道民の方々の冷静な判断にも期待したいものだ。災い転じて福となすこともできるかもしれないのだから。

posted by Aequitas at 15:01 | 沖縄 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース雑感
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