2006年11月15日

進むNHKの国策報道機関化

前回のエントリで「NHKの台所事情は相当苦しいのでは」と書いたが、 朝日新聞にこんなニュースが出ていた。

NHKは14日、受信料の訪問集金制度の見直しを、 その廃止を含めて検討していることを明らかにした。代わって口座振替の徹底など、より効率的な形を考える。(中略) 一連の不祥事以降、 訪問集金の件数は増える傾向にある。昨年度の契約収納業務費は約370億円で、うち約7割が人件費だった。(中略) NHKの受信料については、支払いの「義務化」を含めた放送法の改正が、総務省で検討されている。

ついにリストラが開始されるようだ。 訪問集金員は一応NHKの職員だが給与体系も労働組合も違っていたように記憶している。 まずは手をつけやすいところからということなのだろう。まあとかげのシッポ切り。もしくはタコが自分の脚を切って食うようなもんですな。

当たり前のことだが訪問集金廃止と受信料支払い義務化とはセットでなければ意味がない。義務化のためには放送法を変える必要がある。 だから総務省の顔色を伺って恩を売るようなことも喜んですることになる。

この関連でブログをあたっていたら「エンジョイ・エルミタ」さん経由で 「ペガサス・ブログ」さんのエントリに行き当たった。 NHKは教育基本法についての世論調査であからさまな誘導行為を行っていたようだ。問題になっているのは以下の質問に対する選択肢である。

教育基本法改正案のことについてお伺いします.
政府は,愛国心をめぐる表現について,「わが国と郷土を愛する」という文言を盛り込んだ教育基本法の改正案を国会に提出しました. あなたは,教育基本法の改正について,どうお考えですか.これから読み上げる4つの中から選んでお答え下さい.
(1) 愛国心の意味あいをもっと強めた文言にして改正すべきだ。
(2) この文言のままで改正すべきだ。
(3) 愛国心をめぐる文言は入れずに改正すべきだ。
(4) 今の教育基本法を改正する必要はない。

改正ありきのような設定にひど過ぎてあきれてしまう。 介入問題発覚後も結局政権与党ベッタリの姿勢に何ら変わりはないどころか、むしろより露骨なかたちをとっているようだ。 中立公正の立て前すら投げ捨てたNHKの報道部門。公共放送などもはやブラックジョークにしか聞こえない。

こういった問題が明らかになれば受信料の不払いはますます増えるだろう。 現状のNHKの体質ではさらに政府与党への依存、癒着度合を強めることになりかねない。こりゃあ近い将来マジで受信料が義務化されそうだ。

posted by Aequitas at 18:15 | 沖縄 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース雑感
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